第02回 京都清滝〜愛宕山ケーブル跡調査


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京都清滝、かつて愛宕山の麓から山頂付近までを結んでいた愛宕山ケーブル
現役当時は日本一長いケーブルカーとしてその名を全国にとどろかせていた
当時運転されていた車両は定員84人で土曜休日などは山頂にある愛宕神社への参拝客で溢れかえっていた
と言う…、そんなケーブルも今では荒廃し朽ちていく一方である
我輩と歩慈峰氏はそんな愛宕山ケーブル跡の探索に出た!!



現地に到着した、今日は朝9時10分に家を出てひたすら
チャリを漕いで現地入りした。本来ならEIGI氏とtomo氏、
山口さんも来るはずだったのだがtomo氏は熱でぶっ倒
れてEIGI氏と山口さんは連絡が付かないのでそのままお
いて行くことになりました。

現地到着が12時34分…自宅から道のりで28kmのところ
だ(地図上でわな)しかし…家から3時間とはちょいと掛か
りすぎた、まぁこれも手前の渡月橋付近で我輩の昼メシ
を奪おうとするハトどもと格闘していたからだ…。(マジダヨ


さて、我輩と歩慈峰氏は近くにチャリを停泊させ後部銃座
(コンテナ)に入っている大口径の懐中電灯を持っていざ出
陣!!。

ケーブル跡を探すのには苦労しなかった、なんせこの写真
の階段を上がるだけで見えてくる。




階段を上るとすこし広い広場に出た、たぶんここにかつてたくさんの参拝客を乗せたケーブルカーが発着していた
駅ではないかと我輩は思った。

写真の右よりに写っているコンクリートの残骸が見えるだ
ろうか、たぶんそれがホームの一部か、または基礎の一
部と思う、この先は林の奥へと続く旧線が残っている。

この段差は左側にも存在したがここでは省略しておく。




いよいよケーブル跡に入る、そこは落ち葉が堆積していてとてもよく滑る〜
左半分は木の枝やなんやらかんやらが埋め尽くしていて歩けない、なるべく右側を歩くことにしよう
でないと前に進めん。



今現在分かっている情報をここで整理してみよう

まず、この愛宕山ケーブル跡には5本か6本の隧道がありそのうちのいくつかは落盤で内部で閉塞しているらしい。
途中の橋が崩壊していて通れるか、通れないか分からない

まぁこれくらいだ、しかし…途中で閉塞しているのは困る…、なんとかして回り道を探さないといかん、てか
回り道なんてあるのか無いのかすら分からない、あとこのケーブルの全長が何メートルで高低差何メートルか
も分かっていない、結構危険なレポになりそうだ、しかも我輩たちはチャリで現地入りいているので帰りがあることを
決して忘れてはならない、なんせ片道3時間なんだから…。

ここでこの旧線の跡を図に表してみたのでちょいと見てみよう。
ここでは階段が右側にしかないが(見えない)後でちゃんと両側にあることが分か
る、そしてレールが敷設してあったと思われる溝なんだが、まだ所々にレールの留
め具らしき物が落ち葉から顔を出していた。そして何トンもあるケーブルカーの車
体を吊り上げるケーブルがこの溝を通っていたと思われる、しかしこれだけ長い線
路となるとケーブルを巻き上げている巻き上げ機(ウインチ)が気になる、あとどの
くらいの直径のケーブルが通っていたのかも気になって仕方ない。

さてさて、話を戻すことにしよう。
ふと足元を見ると小さなレールを発見、ってちいせー

なんか…か弱いって言うか、良くこんな細いレールで何ト
ンもする車体を支えていたものだ(JRの太いレールが見
慣れてしまっているからか?)でもこの小ささは無いだろ


でも実際ここに刺さってるんだから当時はこのレールを使
っていたとしか言いようが無いよな。このレールはこの先
にも何本か地面に刺さっていました(持って帰れない…


写真中央付近を見ていただこう、第1トンネル発見…。
あーここまで長かった、なんか直線で150mくらいあったよう
な気がする。

路面は相変わらず落ち葉と折れた枝で埋まっている


次回は第1トンネルです 入るか?


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